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神勅(しんちょく)とは?

神勅(しんちょく)とは?なんでしょう?
  

詳細を解説します。
  
 

神勅(しんちょく)とは?

神勅とは、
神様が下した命令を言います。
  
しかし、
この言葉は明治時代後期まで、
あまり使用されませんでした。
  

明治政府
天皇を中心に国作りを進めてきましたが、
大日本国憲法が制定されることになり、
天皇を中心とした国体を
形成しようとしました。
  
このとき、
天孫降臨(てんそんこうりん)の
神勅(三大神勅)を根拠として
天皇主権を憲法に盛り込んだ
のです。
  

天孫降臨とは?

天孫に居たニニギのミコトが、
天照大神の神勅を受け、
高天原から高千穂峰へ降りたこと。

これを神勅主権、神勅主義と言います。
  

三大神勅

日本書紀に書かれている、
アマテラス
孫のニニギに下した神勅を
三大神勅
と言います。
  
簡単に言えば、
  
アマテラスの孫ニニギの子孫は日本の王である、
神聖な鏡はアマテラスの化身である、
稲穂はアマテラスから
授かった物である
ということです。
  
ちなみに、古事記に、
三大神勅は出てきません

  

 三大神勅とは?

    1. 天壌無窮(てんじようむきゅう)の神勅
    2. (原文)

      葦原千五百秋之瑞穂國、
      是吾子孫可王之地也。

      宜爾皇孫、就而治焉。

      行矣。寶祚之、
      當與天壤無窮者矣。

      (書き下し分)

      豊葦原(とよあしはら)の
      千五百秋(ちいほあき)の
      瑞穂(みずほ)の国は、
      是(こ)れ吾(あ)が子孫(うみのこ)の
      王(きみ)たるべき地(くに)也。

      宜しく爾皇孫(いましすめみま)、
      就(ゆ)きて治(しら)せ。

      行矣(さきくませ)、
      寶祚(あまつひつぎ)の
      隆(さか)えまさむこと、
      当(まさ)に天壤(あめつち)と
      窮(きわま)り無かるべし。
        

      (現代語訳)

      日本は、
      私の子孫が王である国である。
        
      ニニギのミコトよ、
      日本に行き、
      治めなさい。

      さあ、行きなさい。
      王である地位は、
      天地と共に永遠に栄えるでしょう。

        

    3. 宝鏡奉斎(ほうきょうほうさい)の神勅
    4.   

      (原文)

      吾兒視此寶鏡、當猶視吾。可與同床共殿、以爲齋鏡。
        

      (書き下し分)

        
      吾(あ)が児(みこ)、
      此(こ)の宝鏡(たからのかがみ)を
      視(み)まさむこと、
      当(まさ)に吾(あれ)を視るがごとくすべし。
        
      興(とも)に床(ゆか)を同くし、
      殿(あらか)を共(ひとつ)にして、

      斎鏡(いはひのかがみ)とすべし。
        

      (現代語訳)

        
      子よ、この宝の鏡を見る時は、
      私を見るように(鏡を)みなさい。
        
      宝の鏡はいつも床をともにし、
      殿にいる時も近くに置き、神聖な鏡としなさい。

        

    5. 斎庭稲穂(ゆにはいなほ)の神勅
    6. (原文)

      以吾高天原所御齋庭之穗、亦當御於吾兒。
        

      (書き下し分)

      吾が高天原に所御(きこしめ)す
      斎庭(ゆにわ)の稲穂(いなほ)を以て、

      亦(また)吾が児(みこ)に御(まか)せまつるへし。
        

      (現代語訳)

      私の高天原で作っている田の稲穂を、
      わが子に授けよう。

        

五大神勅

三大神勅に、日本書紀に記されている、
以下の2つの神勅を合わせて五大神勅と言います。
  

 五大神勅とは?

    1. 神籬磐境(ひもろぎいわさか)の神勅
    2. (原文)

      吾、則起樹天津神籬及天津磐境、
      當爲吾孫奉齋矣。

      汝、天兒屋命・太玉命、
      宜持天津神籬、降於葦原中國、
      亦爲吾孫奉齋焉。
        
      (書き下し分)

      吾は即ち天津神籠(あまつひもろぎ)
      及び天津磐境(あまついわさか)を起樹(た)てて、
      当(まさ)に吾孫(すめみま)の為に斎(い)い奉らん。
        
      汝(いまし)、
      天児屋根(あめのこやねのみこと)、
      布刀玉命(ふとだまのみこと)、
      宜しく天津神籠をもちて
      葦原中国(あしわらなかつくに)に降りて、
      亦吾孫の為に斎い奉れ。
        

      (現代語訳)

      ニニギの祖父のタカミムスヒが言いました。

      「私は天の榊と天の岩を祭壇としてお祭りをします。
      だから、アマノコヤネとフトダマは、
      天の榊を持って葦原中国に降り、
      皇孫のためお祭りをしてください。」

        

      アマノコヤネは忌部氏、
      フトダマは中臣氏の氏神です。
        
      忌部氏と中臣氏は、
      日本で天皇のために祭祀をしなさい、
      というタカミムスヒの命令です。

        

    3. 侍殿防護(じでんぼうご)の神勅
    4. (原文)

      惟爾二神、亦同侍殿內、善爲防護。」

      又勅曰
      「以吾高天原所御齋庭之穗、亦當御於吾兒。

      (書き下し分)

      惟(ねが)わくは爾二神(いましふたかみ)、
      亦同じく殿(あらか)の内に
      侍(さもら)ひて、
      善く防(ほせぎ)ぎ護(まも)ることを為せ。
        

      (現代語訳)
      アマテラスはアマノコヤネと
      フトダマにこうお命じになりました。

      「あなたたち二神は、神殿内に仕えて、皇孫を守って下さい」
        

      忌部氏と中臣氏は、
      神殿で天皇を守りなさい、という命令です。
        

まとめ

日本書紀は、
天皇が神様の子孫であると主張しています。

そして、忌部氏中臣氏の役割を記しています。

これを明治政府が利用し、天皇主権の国体を形成したのです。
  

三大神勅や五大神勅は、
神道にもよく登場する
ので、
覚えておいた方がいいかもしれませんね。
  

 

きゅろ

このブログの管理人、きゅろです。
スピリチュアルなことが大好きで、
小学生のやんちゃな娘と
私にとってのメンターで
がんばり屋な主人と
暮らす主婦です(*^^*)

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