恐山(おそれざん)をご存知でしょうか?




下北半島の真ん中にある活火山で
日本の三大霊山として有名です。



「死者の魂は恐山さ行ぐ」
と言われ、供養の場として知られているのです。




詳細を解説します。

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恐山(おそれざん)とは?

恐山(おそれざん)は、
日本三大霊山(恐山・高野山・比叡山)のうちのひとつです。



カルデラ湖の宇曽利湖(うそりこ)を囲む外輪山と、
円錐形の火山との総称で、
外輪山は八峰あり「恐山」という単独の峰は意外にもありません。



その昔、宇曽利山(うそりやま)と呼ばれていたところ、
下北訛りから「恐山(おそれやま/おそれざん)」
と呼ばれるようになったそうです。


「うそり」とは、アイヌの言語
ウショロ」(くぼみ)という意味に由来しています。


宇曽利湖の湖畔には、
恐山菩提寺というお寺が建てられています。



ここはおよそ1200年前に、
天台宗を完成させたという
円仁(えんにん)によって開かれた霊場です。



862年、慈覚大師(じかくだいし)円仁は、

東へ向かうこと三十余日、霊山ありその地に仏道をひろめよ

と夢のお告げに従い、
この地「恐山」に辿りつきました。



そして自ら地蔵尊像を
祀ったことが恐山菩提寺の始まりと伝えられています。


恐山はパワースポット

恐山ときくと、イタコがイメージされやすいですが、
山に住んでいるわけではありません。



イタコとは、死者の霊とコンタクトをとり、
口寄せを行う生業で、
古くから東北地方に存在した霊媒師
のこと。



死者の言葉を代弁するだけでなく、
占い師のような役割を果たしていたと言われます。



地方によっては、イタコのほか、
オガミサマ、オナカマ、ミコサマ、などと呼ばれており、
奄美大島沖縄地方でいう
ユタノロにも近いものがあります。



イタコが恐山に集るようになったのは
大正時代以降、昭和初期頃のこと。



マスコミ報道の影響で
一般的に恐山=イタコというイメージが定着したようです。


恐山は古くから死者への供養の場として
知られています。



とても強いあの世のエネルギーが
流れていると考えられており、



強い反面、望まないものも引き寄せるともいわれています。



なので、決して軽い気持ちで入山し、
失礼をしないように気をつけなくてはいけません。

パワースポットへ立ち入らせていただく際の、
最低限の礼儀をわきまえていくことが大切
です。


恐山へと向かう道中に冷水(ひやみず)
という場所があります。


ここでは冷たい湧き水を飲むことができます。
この湧き水は若返りのご利益がある不老水と呼ばれており、

1杯飲めば10年、2杯飲めば20年、3杯飲めば死ぬまで若返ると、
健康と美容、長寿を願って飲む人があとをたちません。



ゆっくりと全身に霊水がいきわたるようなイメージで、
恐山のパワーを取り入れるように飲むことがポイントです。


参道脇には、宿坊、そして恐山温泉
と呼ばれる湯小屋が点在しており、



境内には賽の河原、
極楽浜と呼ばれる美しい景色が広がります。



あちこちから噴出する硫黄ガスの匂いや、
小石が積まれた山、子供の霊をなぐさめる風車など。



その光景からも多くの人々から
崇敬を寄せられていることが伺え、
まるで現世とは思えなくなります。



こうした強いエネルギーのなかで迷いを捨て、
新しい自分になって下山することができるという
転生のパワースポットとなっているそうです。



一方ご住職によれば、
ここはパワースポットとは真逆のパワーレス・スポットだとか。
「無」であるからこその、巨大な空洞であり、
死者への感情が入れることができると言います。


どちらにしても、
世俗を忘れるような光景に身を置き、
故人を思い出し、
死について深く考えさせられる場所として、
自分の人生を振りかえってリフレッシュできるスポットと言えそうです。


恐山へのアクセス

恐山
住所:青森県むつ市田名部字宇曽利山3-2
電話番号:0175-22-3825(恐山寺務所)

JR大湊線 下北駅より下北交通バス恐山行きで40分
終点下車 徒歩すぐ

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