スポンサーリンク

神主(かんぬし)とは?

スポンサーリンク

神主(かんぬし)とはなんでしょう?

神職や神主は、
神道(しんとう)・神社で、
神の社務・祭儀を行い
神様の意志を伝えたり、
願い事を仲介する者の事。
  
歴史的にみると、
神主の起源も数種類あるし、
  
一言で話しきれないくらいネタが豊富です。
  

その一端から詳細を解説しますね。
 

神主(かんぬし)とは?

神主や巫女のことを神職といいます。
私達は、神様に願い事をしても、
神様が何を考えているのか、
知ることができません。
  

そこで、神様と私達の間に入り、
神様の意思を告げ知らせ、
また、神様に願い事を届ける仲介者が
必要になります。
  

この仲介者が神職なのです。
  

一言で神主と言っても、

神社本庁に属していない神社、
神社歴史のある神社、
国家神道に属したくないため
明治時代以前に法人格を取得した神社には
独自の階位があります。
  
地方の神社は、
律令制度以前からの風習が
あったりして複雑です。

だから、

今回は神主の起源
律令制度による中央の神祇官に限定
して説明します。
  

もともと、このような仲介者は
巫女がおこなっていました。
  

現在は、巫女は下っ端で
神主が偉いという状態になっています。
  
どうしてこうなったのでしょうか。
おそらく、
神道が政治に利用されるようになってから、
徐々に変貌していったと推定
されます。
  

神主の起源 … 禰宜(ねぎ)説

天児屋根命(あめのこやねのみこと)は、
アマテラスの岩戸隠れの際、
岩戸の前で祝詞を唱えました。
  

その後、天孫降臨の際、
ニニギノミコトとともに地上に下りました。
  

天児屋根命の子孫の
天見通命(あまのみとおしのみこと)が、
  

垂仁天皇の時代、
倭姫命(やまとひめのみこと)とともに
五十鈴川の川上に鎮座しました。
  

伊勢神宮は、
この鎮座地に建てられています。
  
この天見通命の子孫は、
伊勢神宮の祭主(まつりつかさ)を務める
荒木田氏(あらきだうじ)であり、
天児屋根命を先祖とする中臣氏(藤原氏)と同族です。
  
この荒木田氏が、
代々、伊勢神宮の神官を務めました。
これが神主の起源とされています。
  

神主の起源 … オオタタメコ説

日本書紀にも神主の起源が書かれています。
  
崇神天皇(すじんてんのう)の頃、
疫病が流行りました。
  
疫病を鎮める方法を
神様から教えてもらうため、
神牀(かむこと)をすることにしました。
  
神牀は、夢の中で神様から
お告げを頂くことです。
  
特別に清めた寝床で眠りはじめると、
夢の中で、三輪山の神大物主大神(オオモノヌシノオオカミ)が現れ、

意富多多泥古(オオタタネコ)に
私の御魂を祭らせれば、疫病が治まり、国家安泰になる。

と告げました。
  
このオオタタネコを見つけてみると、
実は、この者はオオモノヌシの子孫だったのです。
  
そこでオオタタメコに鎮魂をさせました。
すると疫病はおさまり、
天下平安になりました。

このオオタタネコが神主の起源という説もあります。

神戸(かんべ)

大化の改新以降、
神社の祭祀をおこなう戸(かんべ)、
民戸(じんこ)という人達が居ました。
大化の改新以降、女性(巫女)ではなく、
男性の神職が増えていったことが伺えます。
  

大宝律令の神祇官制度

大宝律令が施行されて、
神社は神祇官(じんぎかん)、
政治は太政官(だいじょうかん)の管轄になりました。
  
神祇官は、朝廷の祭祀、
地方の神社を統轄をするために選ばれました。
いわゆる官僚です。一覧にまとめてみました。
  

[br num=”17″]

四等官の下には、
史生(ししょう)、
官掌(かじょう)、
使部(つかいべ・しぶ)、
直丁(じきちょう)と呼ばれる職員が配属されました。
  

  • 史生 … 書記を担当し、公文書を作成し四等官の承認を得る作業をしました。
  • 官掌 … 下級官吏の使部(つかいべ)を監督、官庁・諸設備の管理・整備を行いました。
  • 使部 … 雑務をしました。
  • 直丁 … こき使われました。 

  

大蔵省や神祇官などの
官・司・府の下に配属された番上の官人を
伴部(はんぶ)と言います。
  

大宝律令施行前の
伴造(とものみやつこ)の代替として
置かれました。
  

神祇官の下には、
30人神部(かんべ)や
20人卜部(うらべ)いう伴部が配属されました。
  

  • 神部 … 祭祀や神事などを行ういました。
         有力な豪族から選ばれました。
  • 卜部 … 占いである亀卜(きぼく)、
         大祓の解除(はらえ)、
         道饗祭・鎮火祭での奉仕を行いました。

  
対馬から10人、
壱岐および伊豆から5人ずつ、
優れた占者が任命されました。
  

その他、巫女の風習が残った御巫(みかんなぎ)という女性、
戸座(へざ)という少年、
火の管理をする御火炬(みひたき)という少女もいました。
  

律令制度導入以降、
また仏教伝来以降、
神道は様々な変貌を遂げます。
  
これらのことについて細かく勉強すると神道ツウになれるかもしれませんね。

 

コメント