延喜式(えんぎしき)とは
なんでしょう?



単純に言えば
神社関連の 法令集
記載されたものです。








制定されのは平安時代の中頃で、
かなり細かい部分まで制定されており、

現代でも、重要視され
用いられているんですね。


詳細を解説します。

Sponsored Links

延喜式とは?

延喜式は、
飛鳥時代に律令制度の基で
制定された法令集です。



この法令集で、
神祇官の役割や神社の格式、
祝詞のセリフなどが決められました。

現在でも延喜式に記載された祝詞が用いられています。


延喜式の成立過程

701年、隋や唐の制度を参考にし、
大宝律令が制定され、律令制度が導入されたんです。
この律令制度では、以下の法令が定められました。


  • 律 … 刑法に相当
  • 令 … 行政法・民法に相当
  • 格 … 律や令を改正・追加するための法令
  • 式 … 格に対する細かな施行細則




法令の改定が必要な時は、

基本法である律と令の変更を行わないで、
という号令を出し、式という細則が施行。


三代格式とは

大宝律令制定後、
格と式を制定し、法令を微妙に変更していきました。

そして格と式を集めた法令集が三代に渡り編集されたんですね。

嵯峨天皇による弘仁格式(こうにんきゃくしき)、
清和天皇による貞観格式(じょうがんきゃくしき)、
醍醐天皇による延喜格式(えんぎきゃくしき)の
3つの格と式を三代格式といいます。


ちなみに、
弘仁貞観延喜は、昭和や平成などの年号であり、
法律が施行された年号を採用しています。


延喜式の内容

1巻~10巻には神祇官制度や神祇官に関する細則
(9・10巻は神名帳と呼ばれる)、

11巻~40巻には太政官と八省に関する細則、

41巻~49巻にはそれ以外の官庁関係の細則、
50巻は雑式が書かれています。


神祇制度とは

律令制度では、
祭祀を司る神祇官(じんぎかん)と
政治をおこなう太政官(だいじょうかん)を分け、

神祇官によって
地方の官社が総括・管理されました。

神祇官とは官庁の名称で、
長官は神祇伯(じんぎはく)と呼ばれます。

延喜式には、
新嘗祭など神祇官が
行わなければならない祭祀に関して制定。


延喜式神名帳とは

Sponsored Links




延喜式神名帳(えんぎしき じんみょうちょう)には、
2861の神社3132の神が記載され、
ここに記載された神社は神祇伯と呼ばれ、
記載されなかった神社は式外社と呼ばれました。

式内社には、官弊社(かんぺいしゃ)と国弊社(こくへいしゃ)があり、

官弊社では神祇官により幣帛(へいはく)が奉納され、
国弊社では国司(こくし)により幣帛が奉納されたんです。

式外社(しきないしゃ)には、
朝廷の勢力範囲外にある神社や、

独自の勢力を有した神社(熊野那智大社など)、
神仏習合の影響により仏を祀る寺と考えられていた神社、
僧侶が管理をしていた神社(石清水八幡宮など)、

正式な社殿を持たなかった神社などが含まれます。