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熊野信仰(くまのしんこう)とは?

熊野信仰(くまのしんこう)とはなんでしょう?
  

詳細を解説します。
  
 

熊野信仰(くまのしんこう)とは


熊野三山
は、
熊野本宮(熊野坐(にいます)神社、
現在の熊野本宮大社)、
熊野那智大社
新宮速玉(熊野速玉大社)の三社を指します。
  
平安時代後期に、
熊野三社への信仰が確立
しました。
  

延喜式神名帳によれば、
三社信仰が確立される以前は、
新宮速玉で夫須美神(結の神)と速玉神
熊野本宮家津御子神が祀られていました。
  

熊野信仰とは熊野三社を信仰することです。
どのような信仰だったのでしょうか。
  

一言で言ってしまえば、
死後の世界に極楽浄土を思う「阿弥陀信仰」と
現世利益(願い事の成就を祈願する)の
観音信仰」や「薬師信仰」です。
  
阿弥陀如来は家津御子神の、
千手観音は夫須美神の、
薬師如来は速玉神本地仏になっています。
  

熊野本宮、
熊野那智、
新宮速玉の三社は、
  
別々に発生したと考えられています。
  

熊野は山が多く、
各山々の山麓に住む古代人は
風葬を行っていました。
  

風葬で葬られた死者の魂は、
山を登っていき、山中の常世国に入るのです。
  
各山々の常世国は結合していき、
やがて熊野の山中に、
現在の恐山のような死者の国が成立しました。
  
この死者の国の中心が熊野本宮です。
  

熊野本宮に参拝することで、
死後、極楽浄土に行くことが約束
されました。
  
また、熊野に行けば、
死んだ人に会えるとも言われていました。
  

熊野は太平洋熊野灘などの海に接しています。
木の国(紀伊の国)と言われるように
熊野は木が多く、
古代熊野では造船が盛んでした。
  
また、海辺に住む古代人は、
陸から離れた沖の海に
死体を沈める水葬を行っていました。
  
このように海と深く関わっていたので、
海の彼方に海の常世国があり、
死者の魂が集まる
と信じられました。
  

やがて、海の常世国を参拝しながら
海辺を歩く遍路修業が行われるようになりました。
  

海の常世神は、
海の神様であるワダツミが支配しています。
  
常世国を参拝し願い事をすることで、
水を自在に操れるワダツミが願い事を叶えてくれると。
  
また、常世国から神様が来訪すると信じられていました。
  
この来訪者はマレビト信仰に繋がっています。
  

この海辺の遍路修業の中心地が、
新宮速玉です。
  
ちなみに、浦島太郎が行った竜宮城
山幸彦海幸彦に出てくる
ワタツミの宮殿も
海の常世国がモデルになっています。
  

那智の滝の周辺では、
死者の魂を鎮める祭祀が、
修験道者の前身である
山人狩人により行われました。
  

仏教が伝来すると、
法華経の影響により、
死者の魂を鎮める祭祀方法が
苦行の実践
に変わりました。
  
法華経の実践は、
苦行により罪を滅ぼし
穢れを無くすことでした。
  
当時の修行者は、
苦行により自身だけでなく
山麓の人々の罪や穢れをも無くす

信じられていたのです。
  

また、熊野へ参拝に行けない人は、
願い事を修行者に託し、
願いを託された修行者は代理として参拝し、
願い事の成就を祈願
しました。
  

この苦行の実践と
海の遍路修業が統合し、
山中の神社仏閣を巡り、
苦行を実践する山の修験道が発生
しました。
  
この山の修験道の中心地が
那智の滝であり、後に熊野那智になりました。
  

このようにして熊野三山が成立し、
三社は一体と見なされるようになりました。
  
その後、熊野古道が作られ、
修験道者(山伏や遍路修行者)が
ガイドとなり熊野詣
が始められました。
  

山伏や遍路修行者の最高の修業方法は、
捨身であり、
最後は山中で命を絶ち
浄土へと入る苦行が実践されていました。
  
また、海でも海の彼方にある浄土を目指し
船出する補陀落渡海が新宮速玉で何回も行われました。
  

平安時代後期には、
修験道が、
出羽三山、日光、富士、
越中立山、白山、大山、
石鎚山、英彦山
など全国の山に伝えられ、

同時に、熊野権現熊野神社が、
全国に勧請されていき、
全国に熊野神社が建てられたのです。
  

熊野神社は、
出雲沖縄南西諸島にもあります。

これは熊野が平安時代海洋宗教として
広い地域で信仰されていたこと、
大きな宗教的勢力を持っていたことが伺われます。
  

 

きゅろ

このブログの管理人、きゅろです。
スピリチュアルなことが大好きで、
小学生のやんちゃな娘と
私にとってのメンターで
がんばり屋な主人と
暮らす主婦です(*^^*)

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