禊祓(みそぎはらえ)とはなんでしょう?




端的にいえば、
私達が起こしてしまう罪やけがれを
取り除く神事の事です。


詳細を解説します。

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禊祓(みそぎはらえ)とは?

禊祓(みそぎはらえ)とは、
(みそぎ)と(はらい、はらえ)を
合わせた言葉です。


神道では、人間は、本来、清浄であり、
気が無くなるから・・・
気が枯れる・・・気枯れ・・・穢れる・・・から、
健康を害したり、不幸なことが起こったりすると信じています。


穢れと禊祓

古代日本では、
下記の「死穢」「産穢」「月事穢」「獣死穢」を
穢れ(けがれ)としていました。


これらの事が起こった時、
自分たちは穢れたと考え、
海に入って穢れを洗い落としたり、
つまり禊をしたり、
海から採れた塩で穢れを祓ったりしていました。


  • 死穢」 ・・・ 身内が無くなった後の一定期間
  • 産穢」 ・・・ 女性がお産を終えた後の一定期間
  • 月事穢」 ・・・ 女性の月経の期間
  • 獣死穢」 ・・・ 近所で動物が死んだ後の一定期間


古事記での禊

古事記では
イザナギが、死んだイザナミに会うため
黄泉の国に行き、
変わり果てたイザナミと会い、
喧嘩別れして、黄泉の国から帰ってきます。



黄泉の国から帰ってきたイザナギは、
自分が穢れたと思い、
筑紫の日向の橘の小門の阿波岐原(アワギハラ)で
禊を行いました。



禊は裸になることから始まりました。
杖、帯、袋、衣、冠、左右の腕輪
次々に投げ捨てていきました。



文字通り、身を削る「身削ぎ」を行い、
丸裸となったのです。


そして、海の中で体を洗い、
最後に両目と鼻を洗ったのです。


禊祭り

全国各地にある裸祭りでは、
禊が祭りに変化したものが多くみられます。



真冬に氷水を浴びたり、
川や海に入ったりするお祭りは、
ほぼ禊が由来と考えてよい
でしょう。



神輿を担ぎながら、
禊祭りを行うこともあります。



この変形・亜種として、
温泉の湯、泥、甘酒、赤飯などなどを
かけ合ったりすることもあります。


祓について

(はらえ、はらい)は、
天津罪や国津罪などの罪や穢れ、
災厄などの不浄を取り除くための神事
です。



現在では、神前での祈祷を「お祓い」と呼んでいます。



また、神社が頒布する災厄除けの神札も「お祓い」と言います。


特に祓の神事を行うことを、
修祓(しゅばつ、しゅうほつ)といいます。

修祓は、祓詞(はらえことば)、
大麻(おおあさ)、塩湯(えんとう)の順に行われます。


  • 祓詞とは以下の言葉です。
  • 「掛けまくも畏(かしこ)き 
    伊邪那岐大神 筑紫の日向(ひむか)の
    橘の小戸(おどの)の阿波岐原(あわぎはら)に
    御禊祓(おみそぎはらえ)へ給ひし時に
    生(な)り坐(ま)せる祓戸(はらえど)の大神等(おおかみたち)
     諸諸(もろもろ)の禍事(まがこと)
    罪穢有らむをば祓へ給ひ清め給へと白(まお)す事を 
    聞こし食(め)せと恐み恐み(かしこみかしこみ)も白(まお)す」


  • 大麻とは、神主さんが大麻という棒を手にもち、
    左右左に振って、お祓いをすることです。

  • 塩湯とは、塩水の湯を沸騰させ、振りかけることです。


古事記でのお祓い

アマテラス天岩戸隠れの事件後、
スサノオは、高天原で犯した罪に対し、
多くの品物を納めさせ、
髭と手足の爪を切られ、
高天原から追放
されてしまいました。



このように、祓いとは、
罪をあがなうために品物(祓物)を差し出すこと
です。


まとめ

神道では、
罪や穢れを除き、
清浄な身心にするため、
禊や祓い
を行います。



祓いは、罪をあがなうため、
祓物を差し出す事であり、
禊は体を洗い穢れを落とすこと
だったのです。


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