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一宮神社(いちのみやじんじゃ)とは?

一宮(いちのみや)とはなんでしょう?


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端的にいえば、

ある特定の地域の中で
社格の最も高いとされる神社のこと。

一宮の歴史を見ると、
それがどのように
形成されてきたがが、わかります。

詳細を解説しますね。

 

一宮神社にまつわる思想と出来事

一宮神社ができるまでには、
いろいろと歴史があるので、
それからまず、紹介してみますね。
  

国家鎮護思想とは?

神道の起源の一つに祖霊崇拝がありますが、
これは先祖の霊が常世国(とこよのくに)で
子孫を守ってくれるという思想
です。
  
農耕が始まると村ができ、
先祖の霊は村の守護神に、
村をいくつか統治する首長ができると
首長神・氏神に発展
していきました。
  
そして、
  
国家が形成されると、
首長神氏神は国家を守ってくれる神々
になったのです。
  
このように神様が国を守る考え方を
国家鎮護思想(こっかちんごしそう)と呼びます。
  

神仏習合と仏教伝来

鎮護国家が形成される過程で、
仏教が大きな役割を果たしました。
  
仏教伝来当時は、
仏教はよくわからないが有り難い物と考えられていました。
  
が、やがて仏教は、
仏像にお願いをすれば願いを叶えてくれる
有難い物
と理解されるようになりました。
  

そして、豪族たちは、
神道の神様と仏教を区別し、
自らの利益を大きくする願いを
叶えるため、
大きな寺院を建て始めました。
  

南都六宗と呼ばれる奈良仏教が発展すると、
仏教を大切にすれば
国が良く治まるという鎮護国家思想が
発達していきました。
  
すると、
  
仏像も神道の神様も、
国家を守る役割を果たし、
同じものとみなされるようになっていきました。
  
これを神仏習合と呼び、
その背景にある考え方を本地垂迹説と言います。
  

一宮の形成

こうして、
  
仏教により国家を守るため、
国家の中央では奈良に東大寺が建てられ、
地方では国司が派遣されている国府の近くに
国分寺国分尼寺が建立されました。
  
大宝律令が本格的に稼働しはじめた平安時代には、
中央では二十二社制度が整えられ、
地方では国司が参拝する一宮が形成されました。
  
一宮は、地方の国で最も社格が高い神社が選ばれました。
  

それぞれの国において
最も社格が高い神社が一宮で、
社格の順に二宮、
三宮と呼ばれていました。
  

国司は、着任後、
国内の全ての神社を巡拝することが慣わしで、
まずは一宮の参拝から始めました。
  
平安時代中頃からは、
国内の有力な祭神を一社に祀った総社を
国府の近くに建立し、
巡拝の負担を軽減する合理化が図られました。
  

平安時代末期から武士が登場し、
これにより地方政治に大きな変化をもたらしました。
  
国司は、武力で住民を抑える徴税吏(ちょうぜいり)でしたが、
有力武士は在庁官人という下級官僚として
国府の仕事に関わるようになりました。
国司は、在庁官人(武士)と朝廷との調整役になってしまったのです。
  

一方、武士はより良い生活を求め、
中央の文化を学ぶため、
中央の有力者との繋がりを求めました。
  
そして、
  
中央の皇族や貴族、
寺院と主従関係を結び、
自分たちの領土を名目上だけ
中央の主とした荘園としました。
これを寄進地系荘園(きしんちけいしょうえん)と言います。
  
この荘園内に武士は
祭祀をおこなう神社を建立しました。
  

このようにして、

  • 一宮のような国府・朝廷の保護下にある神社
  • 地域豪族・武士が祭祀をした、
  • 荘園や村落の守護神としての神社

  • 民衆の信仰対象となった小さい神社

の3種が地方に発生しました。
  

出雲大社のような
古くからの豪族の氏神とされた神社は
勢力を保つことができましたが、
一宮であっても、
これを支える豪族と共に衰退した神社もあります。
  
荘園・村落の守護神である神社は、
これを支えた武士が勢力を伸ばしたり、
文化の拠点や商業の中心都市となったりして
栄えたものもあります。
衰退していった神社も地域住民により支えられ明治まで続きました。
  

衰退した神社であっても
滅亡しなかったのは、
住民の神様がおられる神聖な地を粗末にしてはいけない
という信仰によるものでしょう。
  
 

きゅろ

このブログの管理人、きゅろです。
スピリチュアルなことが大好きで、
小学生のやんちゃな娘と
私にとってのメンターで
がんばり屋な主人と
暮らす主婦です(*^^*)

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