相殿(あいどの)とは
単純に言ってしまえば、

おなじ社殿に、主祭神の他に
二つ以上の神を合祀(ごうし:合わせて祀る)すること。



つまりおなじ神社に、
神様がふたり以上いることを意味します。






Sponsored Links

これはあなたが参拝する神社に行って、
そこに祀られている祭神を見ると分かりますよね♪



例えば、
私の大好きな大神神社

主祭神  大物主神(おおものぬし)
相殿神  少彦名命(すくなひこな)・大己貴命(おおなむち)

となっています。

これは民俗学や宗教学的にも使われる専門用語。

会殿・合殿(あいでん)等が、同じ意味です。


では、
どうして「相殿」という呼び方が生まれたんでしょう?
(^^;


日本は、世界からみて独特の宗教観を歩んできました。

八百万の神(やおよろずのかみ)の発想です。
森羅万象、つまり自然や宇宙にはすべて神様が宿っているという、
古代日本の神様の観念を表すことばなのですね♪


そのために日本ではじめて神社一覧表にあたる
延喜式神名帳なるものがつくられた西暦925年まで、

神様の名前すら
ついていないで祀っていたものも多くありました。
(^^;


例えば、
名前をつけるにも、
自然の神様にはひとつひとつ役割があります。

たとえば農業には、
土の神・水の神・穀物の神などです。


すると神社で農業の神様と祀るとなると、
その神様が一緒に入ることになります。

そして「相殿」となってしまうのです。



又、後に仏教などが入ってくると、

自然の神様に対する考え方は変わってしまいました。
名前が変わった神様もいます。

ふたりの神様が、ひとりになった神様もいます。
またそれぞれの宗教の出現などで、神様は変わってきます。


また明治時代になると、
神仏分離令という法律が出されます。


「神社は神社」「仏様は仏様」
と分けなさい
という法律です。

それまで神様の地位がおなじだったものが、
分けられてしまったのです。

そのことがきっかけで、相殿神が多くなってしまいました。

Sponsored Links